カウンセラーJUNKOの読書

みなさん こんにちは。
読書大好きな カウンセラー純子です。
今日は本の紹介
  
「ドライブ・マイ・カー」(「女のいない男たち」所収)

おめでとう アカデミー賞 国際長編映画賞 
読んでおかなければ・・・と。読みました

とても良い感じの読後感。いい小説だな~としみじみ感じ入りました。
亡くなった奥様を愛するが故に、彼女の4人との男性の情事が頭から離れない 
主人公 家福(かふく)

女性運転手みさきとのドライブ中の会話の中で少しずつ自己開示
亡くなった妻との情事の相手高槻と友達になる家福。
そんな相手との会話は辛いのに、止められない。
妻がこの高槻の何処に惹かれたのか
あんなに私たち夫婦は上手く行っていたのに・・・話もたくさんしたのに
他の男に抱かれる妻のことが分からない、理解出来ない。その謎を知りたい。
家福の切ない気持ちが伝わる。

みさきとの会話の中で、自分が整理されていく家福。二人の会話は何というか・・・
正解を求めているようで、求めていない 淡々と流れる川のようで、だからこそ、きれいに流れて行く家福の気持ちが。

「本当に他人を見たいと望むのなら、自分自身を深くまっすぐ見つめるしかないんです」
「そう言うのって、病のようなものなんです、家福さん。考えてどうなるものでもありません
みん病がやったことです。頭で考えても仕方ありません。こちらでやりくりして、呑み込んで
ただやっていくしかないんです」

「そして僕らはみんな演技する」

「そういうことだと思います。多かれ少なかれ」

とてもいい小説です。

家福のような男性に愛されたいものです。

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